広辞苑で「人生」という単語を調べると、「産まれてから死ぬまで」と定義されています。これを知って、人生とは「空っぽの箱に自分が何を詰め込んでいくか」と解釈しました。幸せいっぱいの人生・苦労続きの人生・不平不満ばかりの人生・山あり谷ありの人生、その人によって全て違う人生があるのだと思います。
幸せも不幸もあなた次第
ある勉強会にて「自分の前にある問題に立ち向かい解決してくことが、人生の成功者となり、幸せな人生を送る唯一の方法である」とききました。なんどもいろんな人から聴いている話ではあるものの、改めて今の自分を振り返りました。
目の前にある山積みの問題を片付けなければいけないのに、先送りしてしまうことが多くあるのではないでしょうか?一日の振り返りをすると、自分の持っているエネルギーの半分も使っていない自分を自己卑下したり、情けなくなったり、「あ〜あ」とガッカリする。そんな自分の気持ちを奮い立たせるのは、自分しかありません。「やっぱり、人生は修行の場」といえます。
自分の可能性を信じると新しい未来が見える
「八方塞がり」という言葉がありますよね?
知っていますか?
きっとどうにもならないと思う状況って誰にでもあると思います。
でも本当にそうでしょうか?
どんな状況にあっても、「本当にそれしか方法がないのか?」「どのようにしたらいいのか?」と考える。
世の中の現状や、仕事、健康のことなどを自分だけで考えだすと、つい1つの考え方に固執する可能性が高いです。これが八方塞がりになったと感じる時です。こういうとき、人は「失敗したくない」「怒られたくない」と無意識に意識が働いている可能性が高いのです。
しかし切り口を変えて見るとそんなことはないのです。
行動する理由が「失敗回避欲求」であればあるほど、「うまくやらないといけない」「成功させないといけない!」とどんどん自分を追い詰めていくから、自分で自分を八方塞がり状態に持っていってしまうのです。
完璧主義の人はまさにこの極み!
「失敗しても命まで取られることはない」
「かっこ悪くちゃダメなんてことはない」
と開き直って考えてみる。
まさに「フォーカスチェンジ」です。
人はどうしても欠点や足りないものにばかり焦点を当てたがる。
だからものの考え方が一方向だけになる。
同じ状況であったとしても自分に「いい質問」をしてみてください。そうするとピンチはチャンスになる可能性が高まります。
マイナスの欲求に支配されると起こる悲劇
マイナスの欲求に支配されるとどうなるのか知っていますか?
マイナスの欲求に支配されると、もれなく『不幸に満ちた人生』に案内されます。マイナスの欲求は、あなたのチャンスを奪っていくからです。
もしあなたが幸せになるチャンスが近づいてきても、「失敗するかもしれない」「不幸になりたくない」といって、自分から遠ざけてしまいます。本当に幸せになるとわかってしてもそうやって自分の可能性を絶えさせてしまうのがマイナスの欲求の怖いところです。
どうやって判断しているのかは無意識です。自分がどんな選択をしているのかに気づかないとあなたは「自分の欲求」に支配されたまま生きて行くことになるからです。
恐るべし“マイナスの欲求”
マイナスの欲求は「成功するための思考」「幸せになるために思考」ではなく、どんな時でも「失敗しないための思考」「不幸にならないための思考」になっています。
考え方の原点が「マイナス!!」だからこそ、ポジティブでいるようで、思考の原点が実はマイナスということが結構な頻度であるのです。
この思考は潜在意識でそのプログラムが起動して、顕在意識で物事を考えている時点では、そんな意識があると全く気づきません。
だから、いつも心の中に未来に対する不安を抱え、本来の力を自分自身で封じ込めている状態です。
例えば、事業拡大の話があったとします。
とても信頼のおける人物からの話で、周りの人に相談をしても誰もがいい話だと言ってくれる話です。しかし、実際に話を持ちかけられた本人の思考は、潜在意識では「この仕事を失敗しないために…」と何となく不安を感じながら仕事の話を進めてしまいます。一方で顕在意識では当然のことながら、事業を拡大し、自分の人生に大成功を収めて生きたいと願って、どんどん話を進めていきます。するとどうなるのか予想できますか?
どんどん話が進んで、うまく進んでいるにも関わらず、どこかに不安があって無意識に失敗しないことばかりにこだわってしまうため、だんだん行動が伴わなくなります。
その結果、事業拡大の話に乗り切れません。
実際、事業拡大にならなかったにも関わらず、本人は深層心理では「事業拡大に失敗しなくてよかった、ホッ。」と安心します。挑戦できていないことに気づかず、チャンスを逃していることにも気づけないのです。さらにこの行動が「自分がどうしたら不幸にならないか」にこだわって、新たな「未来への不安」をスタートさせていることにも気づかないのです。
あなたの思考は本物のプラス思考?
ひと昔前、「ポジティブ」という言葉が流行りました。
今もポジティブという言葉を使う人も多いですよね。前向きに生きていきたいと願って、そうなるように努力している人も多いです。
表面的にプラス思考で物事を解釈することは非常に簡単なことですが、心の奥底の原点に気づいて、心の底からプラス思考でいきている人はどのくらいいるでしょうか?
気づいたら「マイナスの欲求で動いていた」ということが日常茶飯事になっているように思います。
先ほど伝えたように、気づかずにマイナスの欲求を持ってプラス思考していたらどうでしょうか?
マイナスの欲求に向かって、ポジティブなんてチグハグなことがあったら、あなたがどちらに向かっているのかわからなくなりますよね。
ポジティブとプラス思考は異なります。
自分がプラス思考ができているのか、ただポジティブに見せているだけなのか?きちんと自分と向き合って見ることをオススメします。
自分の思考を知る方法
あなたがプラスの達成欲求で生きているのか、マイナスの失敗回避欲求で生きているのかわかる簡単な方法があります。
それが言葉クセです。
「〜しなきゃ」とか「〜するべき」という言葉が多い人は失敗しない方法ばかりを探してしまいます。
朝目覚める時、「朝だ〜!よっしゃー!今日もやってやるぞ〜」って起きる人と。「もう朝だ。今日も学校に行かなきゃ。もう起きなきや。」と起きる人。
1日の時間の使い方が全く異なることは予測できますよね。
まだ寝ていたいけど、起きないと学校に遅刻しちゃうし、親に怒られるし、先生にも怒られたくないし、急がされたくないし、置いていかれたくないし、、、。こうやって失敗を避けるために始まる朝では、その日1日もそうなりがち。
一方、「朝だ〜」って起きる人は、今日一日起こることにワクワクして、あれこれチャレンジできる人。朝を迎えること、新しい1日に期待と希望を持っている人です。
朝が苦手な人もいるから、朝の寝起きだけでなくてもいいのです。
自分の使っている言葉がどんな言葉が多いのかを思い起こしてみてください。あなたの思考のクセがわかりますよ!
プラス思考の人は「チャレンジ」ができるようになります。
冒頭に書いたように、人生は修行の場!チャレンジしながら進められることがあなたを幸せに導いてくれますよ!
チャレンジできる自分でいられるように、マイナスの欲求に縛られないように自分自身と向き合ってくださいね!