.png)
谷口敏夫の渾身の著作「人間関係が一瞬でよくなる『魔法の接続詞』」の一部を紹介します!
まえがき
みなさまこんにちは。この本を手に取っていただきありがとうございます。
私は谷口敏夫(たにぐちとしお)と申します。現在、探偵業と企業の問題解決コンサルタントと心理カウンセラー養成スクールの校長をしています。
職業が「探偵」と言うと、ほとんどの方が「えっ!?探偵?」と驚かれますが、私は19歳のときから今まで、46年間、探偵を生業(なりわい)にしています。
最初に修業した探偵事務所は、浮気専門の探偵事務所でしたが、シャーロック・ホームズのようにありとあらゆる事件を解決する探偵になりたいと21歳で独立。行方不明、家出捜索、結婚相手や新入社員の身辺調査、会社の背任、横領、詐欺、恐喝、脅迫、強要、産業スパイの摘発、医療ミスの調査など、仕事の幅も広がりました。
そして、企業調査の仕事が増えたのがご縁となって、25歳からは、企業コンサルタントの仕事も始め、いつの間にか探偵調査を依頼にくる方以外に、経営者、主婦などの悩み相談までするようになりました。
この46年間で、悩み相談は11万人以上、企業の問題解決は3800社以上にのぼり、ときにはカウンセリングをして、とことん相談に乗り、ときには必要に応じて調査をしたり、ときには目標必達コーチングで売り上げを達成したり、ときには個々の眠っている能力を開発してきたりしました。
また、「問題解決家」として、社長や幹部の方にアドバイスをしたり、企業研修を
したりして、個人や企業が抱える問題を解決しています。
なぜ、こんなに多くの問題を解決できたのか?
個人や法人のお客様の抱える問題の「なぜ?」「なんで?」「どうして?」に一緒に
寄り添いながら、とことん向き合って解決をする中で、問題の本質は、すべて「理想
と現実のギャップ」から生まれていることに気がつきました。
そしてこのギャップを埋めることが問題解決の糸口となるのです。
なりたいのになれない!
したいのにできない!
欲しいのに手に入らない!
やってほしいのにやってくれない!
うまくやりたいのにうまくいかない!
稼ぎたいのに稼げない!
売り上げを上げたいのに上がらない!など
私たちのまわりには、理想と現実とのギャップからくる問題が山積みしています。
たとえば、人間関係において
なぜ、人間関係がこじれてしまうのか?
なぜ、ストレスがいつもたまりやすいのか?
なぜ、人と一緒にいるといつも疲れてしまうのか?
なぜ、自分にいつも自信が持てないのか?
なぜ、友達ができないのか?
夫婦において
なぜ、いつも同じけんかをしてしまうのか?
なぜ、言いたいことが言えないのか?
なぜ、夫や妻は浮気をするのか?
なぜ、嫁姑や身内の問題が解決しないのか?
なぜ、借金やギャンブルを繰り返すのか?
子育てにおいて
なぜ、子どもが親の言うことを聞かないのか?
なぜ、子どもがいじめに遭うのか? いじめるのか?
なぜ、子どもが不登校や引きこもりをするのか?
なぜ、子どもがうそをついたり、約束を守らないのか?
なぜ、子どもが家庭内暴力を起こすのか?
職場において
なぜ、リーダーシップが発揮できないのか?
なぜ、計画通り仕事がはかどらないのか?
なぜ、上司や部下とコミュニケーションがとれないのか?
なぜ、同じミスを繰り返すのか?
なぜ、社長の思いが幹部や社員に伝わらないのか?
起業をしても
なぜ、お客様が開拓できないのか?
なぜ、売り上げが作れないのか?
なぜ、利益が上がらず、お金が貯まらないのか?
なぜ、同業ライバルはうまくいくのに自分はうまくいかないのか?
人生において
なぜ、夢や目標が持てないのか?
なぜ、夢や目標を持っても達成できないのか?
なぜ、いつも諦めてしまうのか?
なぜ、いつも意志が弱いのか?
なぜ、彼氏や彼女ができないのか?
なぜ、わかっていてもプラス思考になれないのか?
そして、「なぜ?」「なんで?」「どうして?」の問題の多くの根本的な「要因」や「原因」は、圧倒的にコミュニケーション不足からくるものなのです。
そこで私は、「本当のコミュニケーションとは何か?」「本当の家族とは何か?」「本当の愛とは何か?」を学び、よりよい人間関係の究極のために、平成2年、株式会社ハートフルコミュニケーションズを設立し、「ハートフルおとなの学校実践心理学スクール」を開講したのです。
探偵を追究したら企業のコンサルティングが必要になり、企業のコンサルティングを追究したらコミュニケーションカウンセリングが必要になり、コミュニケーションカウンセリングを追究したら、実践心理学スクールに行きついたというわけです。
親子、夫婦、恋人同士、会社の社長と部下、ありとあらゆる人間同士の間でコミュニケーションがとれないから弊害が起こるのです。
人間は誰もが、「幸せになりたい」と思っています。「不幸になりたい」という人は、ひとりもいません。
しかし、正しくコミュニケーションがとれないために、もめごとやトラブルが起きたり、不幸な人生を送っている人が山ほどいるのは、みなさんも実感しているのではないでしょうか。
コミュニケーションがとれれば、探偵はいりません。私自身、今も探偵をしていますが、目指しているのは、探偵がいらない世界です。
みんながもっと、楽に、幸せに生きてほしい。
そこで、コミュニケーションを正しくとるために、私が生み出した法則のひとつが、この本で紹介している「魔法の接続詞」なのです。これはひとりひとりがラクに生きて幸せになるために、実践心理学から生み出された法則です。
詳細はこの本の中で紹介していきますが、この「魔法の接続詞」こそ、幸せのへの近道です。
ぜひこの幸せの法則である「魔法の接続詞」で、愛と幸せを手に入れてほしい。世界中の人の顔が笑顔であふれてほしい。そんな日がくることを願ってやみません。
みなさんも、幸せを手に入れるために、ぜひこの本の「魔法の接続詞」をマスターしてください。
.png)
あとがき
私のところに相談に来る方は、みなさん「話を聴いてほしいのに聴いてもらえない」
「自分のことをもっとわかってほしいのにわかってもらえない」と思い悩んでいます。
そして、「だったらもういい」と、相手を拒絶して、孤独感を感じている人がもの
すごく多いのです。
「うちの人がもっとわかってくれたら……」
「彼がもっとわかってくれたら……」
「親が……」「子どもが……」「友達が……」「恋人が……」「上司が…」「部下が……」
このように、ものすごく寂しい思いをしている人がたくさんいます。
たとえば、結婚している女性なら、旦那さんは、ほとんど話を聴いてくれません。
「またか、お前の話を聴くほどヒマじゃない!」
「俺も疲れている」「今度にしてくれ!」「聴いてほしいのは自分のほうだ!」「だったらもういい」「話をしなきゃよかった」とますます孤独が強まります。
その結果、離婚する夫婦が今や3組に1組となっています。
夫婦だけでなく、恋人、親子など、自分をわかってほしい人が、自分のことをわかってくれないと悩んでいるのです。
では、わかってあげるにはどうすればいいでしょうか?
それは簡単です。「魔法の接続詞」と「魔法の言葉」を組み合わせて、話を切らずに、最後まで、相手の心(=感情)を聴いて共感してあげるだけでいいのです。
孤独感を感じる多くの人が求めているのは、たったこれだけのことなのです。
なぜ人は、話を聴いてほしいと思うのでしょうか?
それは、その人にとって特別な思いがあるから聴いてほしいのです。
たとえば夫婦や子どもは、今日1日に起きた自分にとって特別な出来事を、家族に聴いてほしいのです。恋人、親子、友人、上司、部下、すべて誰かに聴いてほしのです。
同じ話を何度も繰り返す人は、その人にとって、その話がすごく大切と思っていているからこそ、それを聴いてほしいのです。
年をとって、同じ話を繰り返す人は、話したことを忘れたからでもなく、ボケているから同じ話をしているわけでもありません。その人にとって、特別な思いがあるから同じ話をするのです。
だからこそ、「魔法の接続詞」を使って、しっかり聴いてあげること。これが「愛情」なのです。
「へぇ~、そうだったの、それは大変だったね」
「へぇ~、そんなことがあったんだ。私だったら、すぐ怒っちゃいますよ」
「へぇ~、それはうれしかったですね」
「それはびっくりですよね」
「それはずいぶんひどかったね」
「それはよいことをされましたね」
「それはすごいですね。感動ものですね」
一瞬で人間関係がよくなる「魔法の接続詞」は、話しベタな人でも、人の話を切らずに最後まで話を聴くことできます。相手の思いを引き出して、相手のわかってほしい欲求がすべて満たされ、なおかつ自分も相手も受け入れてもらえる、「究極のコミュニケーションカウンセリングツール」なのです。
私が教えている実践心理学は、普通の心理学ではありません。学んだことを日常生活で実践し、楽しく使って役に立つ「使ってなんぼの心理学」です。
家族や子どもに嫌われたくない人、部下に嫌われたくない人、愛に飢えている人、心満たされていない人、人に好かれたい人、人脈をつくりたい人、友達をいっぱいつくりたい人、事業拡大したい人は、ぜひ「魔法の接続詞」「魔法の言葉」を身につけて実践してみてください。
自分の話を一生懸命聴いてくれる人は、意外と少ないのです。
ですから、一生懸命話を聴いてくれる人に対しては、人は離れていかないですし、感謝もされるし、お客様だったら、お金を使ってくれます。
相手が期待しているのは、自分と同じように笑ったり、怒ったり、悲しんだり、共感してくれること。自分の気持ちをわかってもらえること。
気持ちをわかってもらえると、「自分のことをわかってもらえた」と、心が満たされて満足します。
相手があなたと話すことによって、癒されたり元気が出たり、心の整理ができたり、幸せな気分になったら、とっても素敵だと思いませんか?
人間関係をよくし、もっとラクに人生を楽しむために、「魔法の接続詞」「魔法の言葉」を身につけて実践し、明るく楽しく愉快に生きてくださいね。